Google レンズとは
Google レンズは、視覚ベースのコンピューティング機能のセットです。目の前にあるものを認識し、その情報を使って、テキストのコピーや翻訳を行ったり、植物や動物の種類を特定したり、場所やメニュー、商品、見た目が似ている画像を検索したりするなど、さまざまな便利な使い方ができます。
目の前にあるものを調べる
Google レンズを使用すると、目の前にあるものを検索できます。写真やカメラ、さまざまな画像を使って、見た目が似ている画像や関連するコンテンツをインターネット上で見つけて結果を表示できます。
Google レンズの仕組み
Google レンズは写真に写っている被写体を他の画像と比較し、その類似性と関連性に基づいて比較対象の画像をランク付けします。また、写真の被写体を認識して得られた情報を使って、関連する検索結果をウェブから見つけます。さらに、役に立つその他のシグナル(画像をホストしているサイト上の単語、言語、その他のメタデータなど)を使用して、ランキングと関連度を決定します。
Google レンズが画像を分析する際に、考えられる複数の結果を生成し、関連度に基づいてそれぞれの結果をランク付けしたり、結果を 1 つに絞り込んだりする場合があります。たとえば、Google レンズが犬の画像から、95% の確率でジャーマン シェパード、5% の確率でコーギーだと判断したとします。このような場合、レンズは見た目が最も似ていると判断したジャーマン シェパードのみを結果に表示する場合があります。
また、Google レンズは、写真内の特定の物体にユーザーが関心を持っている判断した場合、その物体に関連する検索結果を返します。たとえば、画像にジーンズやスニーカーなどの特定の商品が含まれている場合、Google レンズはその商品の詳細情報を示す検索結果や、その商品のショッピングの検索結果を返す場合があります。また、利用可能なシグナル(商品に対するユーザーの評価など)に基づいてそのような検索結果を返す場合もあります。別の例として、画像内のバーコードやテキスト(商品名や書籍名など)を認識した場合に、その物体の Google 検索の検索結果ページを返す場合があります。
関連性が高く有用な検索結果
Google レンズは常に、最も関連性が高く有用な検索結果を返そうとします。Google レンズのアルゴリズムは、広告やその他の商業的要因の影響を受けません。Google レンズが他の Google サービス(Google 検索や Google ショッピングなど)から取得した検索結果を返す場合は、そのサービスのランキング アルゴリズムに基づいた検索結果となります。
関連性が高く、有用かつ安全な検索結果を返すために、Google レンズは露骨な表現の検索結果を識別して除外します。その際には、Google セーフサーチのガイドラインなど、Google 全体の基準が使用されます。
Google レンズと位置情報
Google レンズによる位置情報の使用に同意すると、場所やランドマークを検索する場合などに、位置情報を使用してより正確な検索結果を得られます。たとえば、パリにいるときに Google レンズを使用すると、見ているのはエッフェル塔であり、世界のどこか別の場所にある似たような建造物ではない可能性が高いと判断されます。